農協改革に不退転の決意で取り組む 安倍総理

2014年06月14日 17:38

 安倍晋三総理は第35回規制改革会議で農業分野の改革について「農業委員会、農業生産法人、農業協同組合、三位一体の改革。特に、今回の農協改革は60年ぶりの抜本改革だ」として「不退転の決意で抜本改革に取り組む」と改革を強力に進める考えを強調した。

 安倍総理は「農協の抜本改革へ早急に具体的な制度設計に着手し、次期、通常国会に法案を提出する」との考えを示した。

 安倍総理は「農業の主役は農業者」と語り、「地域の農協」の役割に大きな期待を示した。その中で「中央会については農業、そして地域の農協を活性化させるためにどうあるべきか。ゼロベースで考え直すことが必要である」とし、「改革が単なる看板の書き換えに終わることは決してない」と実効ある改革を行わなければならないとの決意を示した。

 安倍総理は「我々政治家は地方を基盤としている。農家の方々とも普段お付き合いをしていて、彼らのごつごつとした手をしょっちゅう握りながら、『安倍さん、任せるよ。任せとくよ』と言われて、責任の大きさを感じている。彼らの収入が増えるように」必要な対策を進めなければならないとの思いを語った。(編集担当:森高龍二)