北海道で日産1500バレル原油産出に成功

2012年08月06日 11:00

 石油資源開発は5日までに北海道勇払油ガス田の東部の沼ノ端東構造「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」(同社提供資料別紙図面箇所)を掘削し、2275mで掘り止めたのちに産出テストを行った結果、日産量で1500バレル(250キロリットル)の原油と天然ガス5000立方メートルの産出に成功したことを明らかにした。

 それによると勇払油ガス田の浅層(滝ノ上層)の探鉱を目的に「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」と探掘井「あけぼの(T1)」の2坑井の掘削を計画。「沼ノ端(T1)東SK-3DH号井」の掘削成功により「勇払油ガス田に新たな原油埋蔵量が加わる可能性が出てきた」としている。

 同社では「今後、今冬に作業予定している「あけぼの(T1)」の掘削結果を踏まえて、当該層の開発・生産の可能性を追求していく」としている。