今週、7月第4週（22～25日）は、21日の月曜日が「海の日」の祝日休場なので4日間の取引。世界の主要国に株式市場休場日はない。前週末は世界経済が安全保障上の出来事に翻弄されたが、日本が3連休の間、地政学的リスクはどうなっているだろうか？ 連休中に東証はシステムを改修し、22日に個別株の株価ボードに「銭」の単位が現れる。
国内の経済指標は、24日の貿易収支、25日のCPIが重要。22日は5月の全産業活動指数、6月のコンビニエンスストア売上高、全国スーパー売上高、23日は6月の訪日外国人数、24日は6月の貿易収支、7月のマークイット製造業購買担当者景気指数（PMI）速報値、25日は消費者物価指数（CPI／6月全国、7月東京地区）が、それぞれ発表される。なお、25日は7月の最終金曜日だが、労働力調査や鉱工業生産指数速報値や商業販売統計などは翌週に発表される。
22日に東証では「TOPIX100」採用100銘柄の株価の単位（呼値）が1円から0.1円（10銭）に変更される。ただし株価が5000円以下の場合に限られる。板情報の目が細かくなって「見せ玉」の幻惑が見えにくくなる、か？ 25日から8月4日まで安倍首相が中南米諸国を歴訪する。
主要企業の決算発表は3月期決算銘柄の4～6月期決算で、23日の日本電産＜6594＞、航空電子＜6807＞、24日のファナック＜6954＞、信越化学工業＜4063＞、アドバンテスト＜6857＞、キヤノン＜7751＞など、日経平均採用225種が続々と登場する。
22日はメルコHD＜6676＞、アイティフォー＜4743＞、23日は日本電産＜6594＞、航空電子＜6807＞、キヤノンMJ＜8060＞、信越ポリマー＜7970＞、24日はファナック＜6954＞、信越化学工業＜4063＞、中外製薬＜4519＞、オービック＜4684＞、サイバーエージェント＜4751＞、アドバンテスト＜6857＞、キヤノン＜7751＞、松井証券＜8628＞、OBC＜4733＞、東陽テクニカ＜8151＞、帝国ホテル＜9708＞、芝浦メカトロニクス＜6590＞、カブドットコム証券＜8703＞、KOA＜6999＞、DNAチップ研究所＜2397＞、25日はカゴメ＜2811＞、日立化成＜4217＞、NRI＜4307＞、JCRファーマ＜4552＞、小林製薬＜4967＞、大同特殊鋼＜5471＞、日立ハイテクノロジーズ＜8036＞、日立キャピタル＜8586＞、東海東京FHD＜8616＞、岩井コスモ証券＜8707＞、JPX＜8697＞、NTTドコモ＜9437＞、サカイ引越センター＜9039＞、前田工繊＜7821＞、東光高岳＜6617＞、家族亭＜9931＞、富士通ゼネラル＜6755＞、バリューコマース＜2491＞、コクヨ＜7984＞。
今週の新規IPOは1件。23日に日本ビューホテル＜6097＞が東証2部に新規上場する。東京が本社で「浅草ビューホテル」「成田ビューホテル」など全国のホテル、旅館、栃木県那須高原のレジャー施設などを運営する。公開価格は2200円。
