民主党の枝野幸男幹事長は17日、7月から9月期の国内総生産(GDP)の速報値が年率換算でマイナス1.6%となり、2四半期で連続のマイナスになったことに「想像を大きくこえる悪い数字だった」とし「2年間の経済政策は株価をあげることに効果があっても、実体経済を立ち直らせるには適切な方法ではないと申し上げてきたがそのことが現れた数字だ」とした。
枝野幸男幹事長は「消費税はもとより、経済政策の根本を見直す必要がある」と述べた。枝野幹事長は「いわゆるアベノミクスの限界が消費税の駆け込み需要とその反動減を挟んであらためて証明されたと思う」とした。
年内に予想される総選挙に関連した記者団の質問には「アベノミクスの是非という言い方かどうか分からないが、少なくとも、この2年間で実体経済、特に家計に大きな打撃を与えたこと、この間、安倍総理が言ってきた株高などの資産効果で経済を良くしていくという流れが残念ながら効果をもたらしていないことがはっきりしてきた。そのことは国民の皆さんも十分に考慮に入れた選択をして頂けると思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)