総選挙(街頭演説)各党幹事長の訴えは・・・(1)

2014年12月04日 16:14

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自民党の谷垣禎一幹事長は「アベノミクスで確実に経済再生のきっかけが出来上がってきた。アベノミクスを成功させる」と支持を訴えるとともに、さらに進めていくために、政治の安定が必要だとし、自公連立政権への支持を求めた

自民党の谷垣禎一幹事長は「アベノミクスで確実に経済再生のきっかけが出来上がってきた。アベノミクスを成功させる」と支持を訴えるとともに、さらに進めていくために、政治の安定が必要だとし、自公連立政権への支持を求めた。

 谷垣幹事長は「今回の選挙は安倍政権の2年間の仕事ぶりを判定頂く選挙」とも有権者らに呼びかけた。

 民主党の枝野幸男幹事長は「この2年間で株価は確かに上がった。大きな輸出企業は潤ったが、皆さんの暮らしはどうなったのか」と訴え、「実質賃金が16カ月連続でマイナスになった。こんなに下がり続けたのは第1次安倍内閣から麻生内閣にかけての19カ月連続でマイナス時以来だ」と主張。生活者に立ち位置を置いた政策推進をアピールした。

 公明党の井上義久幹事長は「衆院選は政権選択の選挙」と訴え「引き続き、自公連立政権に委ねるのか。もしくは、民主党を中心とする野党に委ねるのか。この選択をするのが今回の選挙」と呼びかけた。

 井上幹事長は「引き続き自公連立政権を信任していただき、大震災の復興加速、経済の再生、そして社会保障と税の一体改革をしっかりと進めさせていただきたい」と訴えた。

 維新の党の松井幹事長は「安倍総理はアベノミクス、この道しかないと言っているが、アベノミクスが始まって2年経過して、ここに集まっているみなさんの中で、景気良くなったよ、給料上がったよという人はいらっしゃいますかねえ」とアベノミクスを実感しているか問いかけた。

 松井一郎幹事長は「アベノミクスは3本目の矢の規制改革に全く手をつけられていない」と指摘。「金融緩和と財政出動で株価は上げても豊かな人がもっと豊かになるだけ。岩盤規制を打ち破らなければならない」とし「私は府知事、橋本共同代表は大阪市長で、大阪で岩盤規制を打ち破ってきた」と強調。「府営住宅の維持管理を天下り先でなく、民間に業務委託した結果、維持管理は年間約10億円が削減できた。民間委託で雇用も増えている」と岩盤規制の改革を国でやれるのは維新だと支持を訴えた。

 次世代の党の山田宏幹事長は慰安婦問題をとりあげ「強制連行された慰安婦はいなかったのだという事を国会でもちゃんと確認してほしい、と谷垣自民党幹事長に提案した。谷垣幹事長は党に持ち帰り検討すると言った。自民党もだらしない」と街頭演説で語った。「なおさら腰が引けているのは他の野党だ」などとし、「次世代の党は票にならなくても火中の栗を拾う」と外国人への生活保護の在り方や慰安婦問題に正面からぶつかっている政党であることなどを前面に、支持を訴えた。

 山田幹事長は「先祖たちの不名誉を注いでいくために今のわたしたちが努力しないで誰が努力するのか。未来のこどもたち、日本のために努力する」と訴えた。(編集担当:森高龍二)