危機管理に問題残る 総理と官房長官揃って遊説

2014年12月25日 08:37

民主党の岡田克也代表代行は総選挙期間中、安倍総理と菅官房長官が選挙遊説に回り、官邸での記者会見を世耕官房副長官にほぼ任せきりになっていたことについて、24日、官邸の危機管理に問題が残るとして、あり方を問題提起した。

 岡田代表代行は安倍総理と菅官房長官は選挙公示の12月2日から12日まで土日を除く平日に菅官房長官が記者会見を行ったのは1回だけで、世耕官房副長官が8回会見を行ったとし、「官房副長官が職務を代行しているからいいと記者の皆さんの質問に対して説明したようだが、そういう説明が通るのであればこれからもずっと官房副長官でやればいいということにもなりかねない」とし「直接の責任者である官房長官が記者会見するから意義があるし、官邸にいるから直接指揮もとれる。官房副長官が代行するからいいというのであればそもそも官邸にいる必要もない」と批判した。

 岡田代表代行は「危機管理上の判断を迫られるような事態に至った際への態勢が極めて不十分」と安倍総理と菅官房長官の対応を問題視した。(編集担当:森高龍二)