統一選 現有議席以上なら党勢・回復基調と判断

2015年03月02日 08:26

民主党の枝野幸男幹事長は1日、統一地方選の勝敗ラインをどこに置くのか記者団に聞かれ「4年前の現有議席を確保できれば党勢は底打ちして回復基調にあるとの裏付けになる」との認識を示した。また、自民党との立ち位置の違いには「自民党の姿勢は上から目線」。民主党は「生活であり地域であることが起点」で、新ポスターのコンセプトもそこを表現しているとした。

 枝野幹事長は次期衆院選の第1次公認の時期について、記者団の質問に「惜敗した総支部長と面談し、前回の結果や経緯、本人の意欲、地元の意見などを踏まえ、事実上の1次公認を5月頃に出したい。公募準備も進めている。決められるところから決めていきたい」と5月に1次公認を出し、衆参ダブル選挙も視野に入れ、早期に態勢づくりを作っていきたい姿勢を示した。

 枝野幹事長は党大会活動方針報告でも「昨年の総選挙を『敗北』と正面から受け止め、真摯に反省すべき点を正し、貪欲に学ぶべき点は学び、今後の対策に活かしていく」と語り、「政権を担う政党の一翼を占めるために、打って出る1年としたい」と党にとって重要な1年になることを強調。そうした政党に再生するためにも、自治体選挙と衆参国政選挙を一体で捉えた態勢づくりを進める考え。(編集担当:森高龍二)