安倍晋三総理は都内で10日開かれた都内戦災並びに関東大震災遭難者春季慰霊大法要で追悼の辞を述べ「70年前の今日、東京は数百機の爆撃機による大空襲により、壊滅的な被害を受け、10万人ともいわれる方々が命を落とし、市街地はわずか数時間で焦土と化した。戦災によって命を落とされた方々の貴い犠牲の上に、我々が享受する平和と繁栄がある」と霊を慰め、冥福を祈った。
安倍総理は「私たちは平和への誓いの下、過去に対して謙虚に向き合い、悲惨な戦争の教訓を深く胸に刻みながら、世界の恒久平和のために能う限り貢献していく」と積極的平和主義をここでも示した。
また、「大正12年9月1日に発生した関東大震災は10万5000名余りもの方々を亡くし、37万を超える建物を倒壊、焼失させ、東京に甚大な被害をもたらした。しかし、先人たちは廃墟から逞しく立ち上がり、東京の街を震災前に比べて、より近代的で利便性の高い都市へと変貌させた」とし、「震災の経験と貴重な教訓をしっかり継承し、英知を結集して、災害に強い強靭な国づくり、総合的な防災対策に全力を挙げて取り組む」と災害につい良い国づくりを改めて誓った。(編集担当:森高龍二)