民主党の高木義明国会対策委員長は17日、政府・与党が今国会で安全保障の諸法案の成立を目指していることに「過去のPKO法案や武力攻撃事態対処法は3国会にまたがって審議している。自衛隊が海外で武力行使できるようにするという戦後の安全保障法制の根幹を変えるような案件は、そう簡単に片付けられる話ではない」と語った。
記者団から、北澤俊美党安全保障総合調査会長が安全保障法制は最低でも2回の国会で議論すべきとした旨の見解を問われて語った。
この中で、高木国対委員長は「自民党の国対委員長の『80時間の審議で十分だ』という発言を意識されたのではないか」とし「法案の内容も明らかになっていない段階で審議時間に言及するというのは国会軽視もはなはだしい」と改めて問題視した。
また「しっかりした議論をしなければならないという意味合いで北澤会長は述べられたのでは」と慎重に、時間をかけて議論すべき案件だと強調した。(編集担当:森高龍二)