議論百出は覚悟の上、法案成立へ総理意欲

2015年06月23日 12:15

24日に会期末を迎える国会は、9月27日までの95日延長という過去最長の延長になった。安倍晋三総理は自民党の代議士会で「この国会は農業、医療、雇用、エネルギー、そして平和安全法制といった戦後以来の大改革を断行する国会。議論百出は覚悟の上」としたうえで、今国会での法案成立に強い決意を示した。

 安倍総理は「総選挙において、必ずこの大きな大改革を実行すると国民に約束をした」と強調。ただ、安保法制については総選挙ではマニフェストにこそ入れていたものの、総理の選挙中の街頭演説ではほとんどなかった。経済政策、雇用拡大、所得アップといった訴えばかりが耳に残っている。

 代議士会で安倍総理は「自由民主党は堂々と国会議員としての責務を果たそうではありませんか。国会においてしっかりと議論をしていくことによって、国民の判断を受けようではありませんか」と一致結束、法案成立を訴えた。

 安倍総理は「9月27日まで、大変暑い夏になる。国民、国家、次の世代のために汗を流そう」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)