1990年代後半に海外のコーヒーチェーン店が日本に上陸した。また、海外から新しいコーヒーチェーンが進出して話題となる一方、身近なコンビニで買えるコンビニコーヒーの人気も根強くある。ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス「myアンケートlight」を利用し、全国に住む20代~50代の男女を対象に「コーヒー」に関するWEBアンケートを実施した。調査期間は6月15日~6月20日。有効回答は800人から得た。
まず、普段どのようなコーヒーを飲んでいるか聞いたところ、トップは「缶コーヒー(47.4%)」、2位は「インスタントコーヒー(46.9%)」で、ともに半数近くに上った。続いて、「コーヒーチェーン店のコーヒー(31.4%)」、「コンビニコーヒー(31.1%)」が約3割となった。「コンビニコーヒー」は上位3位に入らなかったものの、年代による飲用率の差が小さいことから、偏り無く幅広い年代に飲まれていることがわかるとしている。
また、「コーヒーを飲まない」については、20代では27.0%でしたが50代になると8.0%と19ポイント下がっており、年代が上がるにつれコーヒーの飲用率が高まっていることがわかるという。
次に、コンビニコーヒーの購入時間は、「12時~14時台(43.4%)」が最も高く、次いで「15時~17時台(42.6%)」、「9時~11時台(31.7%)」という順になった。朝、活動を始める時間帯よりも、活動している12時から17時台の時間帯に購入する人が多いようだ。
昼食後の眠気覚ましや、集中力が途切れそうな夕方にコンビニコーヒーを飲んで一息入れているのかもしれないと分析している。「18時~20時台」以降は、40~50代と20~30代の飲用率に開きが見られ、年代が上がるにつれ、夜遅くの飲用は控えていることがわかった。
コンビニコーヒーを飲む場所については、1位「車内(43.8%)」、2位「職場(41.8%)」、3位「自宅(38.6%)」でした。年代別で見ると、40~50代は「車内」で飲む割合が最も多く、30代は「職場」、20代は「自宅」となった。
また、コンビニコーヒーについて、商品の最適価格を導き出すPSM分析を行ったところ、150ml程の一番小さいサイズの理想価格は105円となった。これは、現在コンビニ各社で販売されている値段とほぼ同じと言ってよい価格。一方で、「これ以上高くなると買わなくなる」という上限価格は120円、「これくらいの価格なら買っても構わない」という妥協価格は118円だった。また、「これ以上安くすると品質に問題があるのでは」と疑い始める下限価格は95円だったとしている。(編集担当:慶尾六郎)