【今週の振り返り】-1721円で底打ち+1422円=-299円の週

2015年08月29日 20:32

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「動乱の8月」は終わらない。10分程度で100円を超える上げ下げが頻発。1087円上げて1029円下げた日もあり、6日続落で下げ止まった後、3日続伸。

 円安も味方して19000円台を回復して週を終えられるかという日経平均は334円高の18908円で始まる。TOPIXも大幅高。19000円の大台に乗せ午前9時4分に19030円をつけた後、序盤は19000円をはさんで上下40円程度の小動き。4日ぶりに19000円にタッチしても、25日移動平均の20116円まで1100円以上あり、回復いまだ途上。大マド2枚をまだ埋めていない。9時57分に19047円の高値をつけて、毎日「上海市場が右を向けば右」の10時台に突入。その上海総合指数はプラスで始まって安定した値動きをみせ、安心感が漂って日経平均は19000円前後でさらに動きが乏しくなる。今週は「桂林の山」のような過激な上下動の日もあっただけに、まつすぐな道でさみしい。11時台になって上海の上昇に歩調を合わせてようやく上向き、11時21分に19103円の高値をつける。前引けは513円高の19088円だった。

 上海市場はプラスで午前の取引を終了。後場の日経平均はやや低く再開するが19000円台はしっかりキープし、前場よりも70円ほど高い高度で平和な水平飛行。2日前までブルーインパルス顔負けの急上昇、急降下を繰り返す〃曲芸飛行〃をやっていたのがまるでウソのよう。1時台後半に機首を少し上に向けて19100円台に帰投し、午後1時52分に19192円の高値をつける。上海市場はプラスのまま午後の取引を再開するが上昇幅は圧縮。日経平均も2日で1500円近くも上昇すると、金曜日なのでどうしても利益確定売りが入る。19100円を下回っても19000円台は維持し、終盤も大きな変動を起こすことなく561円高の19136円で3日続伸した。日中値幅は291円で前日よりさらに圧縮。TOPIXは1549で終了した。上海総合指数は続伸して+4.82%で終え、回復が軌道に乗ってきた。

 新規IPOが2件あった。スマホアプリの広告運用コンサルティング、ECのオンライン決済サービスを行うメタップス<6172>が東証マザーズに新規上場。公開価格3300円に対し9時12分、7.8%安い3040円の初値がついて黒星。ネット広告、オンライン決済という人気が出そうなジャンルでも、公開価格ベースの資金吸収金額が純資産の4.2倍の約99億円もあり赤字決算では、投資家に厳しい目でみられたようだ。

 乳原料・チーズ、食肉加工品などの輸入・卸売、チーズの製造などを行うラクト・ジャパン<3139>が東証2部に新規上場。公開価格1400円に対し開始早々の9時0分、同額の1400円の初値がついて今年2回目の引き分け。ディフェンシブ系で堅実視される食料品セクターでも、直近の当期純利益が黒字でも、資金吸収金額が約23億円で純資産の82億円を大きく下回っても、「2部上場のジンクス」は重かったか? 今週の新規IPOの星取は0勝2敗1引き分けで白星なしに終わった、新規上場のタイミングが悪いのか、それともタマ(個別銘柄)が悪いのか。

 日経平均終値は561.88円高の19136.32円、TOPIX終値は+49.39の1549.80。売買高は29億株、売買代金は3兆941億円で今週は5日間とも3~4兆円台の活発な商い。値上がり銘柄数は1822、値下がり銘柄数は61。32業種が上昇して上から非鉄金属、鉄鋼、鉱業、卸売、石油・石炭、輸送用機器など。マイナスは空運1業種のみだった。

 今週の星取は3勝2敗。前週末21日終値19435.83円から1721円下げて1422円上がって、しめて299.51円の下落で今週の取引を終えた。2万円の大台まであと864円。(編集担当:寺尾淳)