今年、秋の「シルバーウィーク」が5連休になるのは2009年以来6年ぶりで、その前は一度もなかった。2003年から「ハッピーマンデー」で9月第3月曜に移るまで「敬老の日」の祝日は9月15日に固定されていたからである。一方、5月のゴールデンウィークは5連休になった年が2000年以降、今年も含めて6回ある。合わせて7回の5連休明け2日間の日経平均の騰落は、次のようになっている。
・2000年5月8、9日 -239円、-355円
・2004年5月6、7日 -190円、-132円
・2006年5月8、9日 +137円、-100円
・2009年5月7、8日 +408円、+47円
・2009年9月24、25日 +173円、-278円
・2010年5月6、7日 +132円、-331円
・2015年5月7、8日 -239円、+87円
騰落が100円未満の日は14回中2回しかなく、5連休明けの初日はゼロ。「5連休明けはボラティリティが大きくなる」という傾向がみられる。今週の24、25日も、大幅高か大幅安の日になるのだろうか?
ちなみに5連休の前営業日の騰落は5勝2敗で、よく言われるように、大型連休前にはポジションを一斉に手じまいし、連休明けに改めてポジションを取り直す、とは必ずしも言い切れないようだ。
次に、2000年以降の9月中間期の権利付き最終売買日とその前日の騰落データをみると、次のようになっている。
・2000年9月22、25日 +507円、+174円
・2001年9月21、25日 -230円、+138円
・2002年9月24、25日 -159円、-156円
・2003年9月24、25日 +27円、-191円
・2004年9月24、27日 -124円、-35円
・2005年9月26、27日 +233円、-82円
・2006年9月25、26日 0円、-76円
・2007年9月21、25日 -91円、+89円
・2008年9月24、25日 +24円、-108円
・2009年9月24、25日 +173円、-278円
・2010年9月24、27日 -94円、+131円
・2011年9月26、27日 -186円、+235円
・2012年9月24、25日 -40円、+22円
・2013年9月24、25日 -9円、-112円
・2014年9月24、25日 -38円、+206円
権利付き最終売買日は7勝8敗、その前日は5勝9敗1分で、ともに負け越し。権利確定日前は配当取り、優待取りで買われやすいと言われながら、9月の中間期に関しては必ずしもそうとは言えないようだ。2日間のトータルで見ると、続伸1回、続落3回で、15回中10回はプラスとマイナスが交互に現れる。100円を超える上げ下げは30回中17回で過半数を占め、200円超えも6回ある。これについても「ボラティリティが大きくなる」という傾向がみられる。