民主党の枝野幸男幹事長は参院安保特別委員会で安保法案強行採決中に、民主党の津田弥太郎議員が自分の前にいた自民党の大沼瑞穂議員の右手を後ろからつかみ、肩に左手をかけ後方に引きずるなどし、指を負傷させた問題で、参院国対で精査してもらって、その結果で党として対応する考えを24日までに示した。
枝野幹事長は「法案採決に至る経緯の中で起こった問題については、参院の国会対策委員会を中心に事実関係の精査・整理を行ってもらう。それを踏まえて全体として対応していく」とした。
いきなり審議を打ち切り、委員長を自民議員がガードした意表を突く強行採決に、野党議員らが怒り心頭の心情は理解できるが、こうした行為に行き過ぎがあるのは、国会中継映像でも明白で、津田議員が自身のHPでも、この背景や案件に対する説明を掲載していない(24日午後零時現在)ことにも問題がある。
早急に参院国対での真相究明が必要だ。そのうえで、民主党には党としての適切な対応が求められる。(編集担当:森高龍二)