民主党の枝野幸男幹事長は臨時国会が開かれない場合に国会同意が必要な人事に任期切れが生じることについて「基本的に、いつ任期が切れるかは政府が把握しているわけで、どうしても臨時国会を開きたくないのであれば、なぜ通常国会にやらなかったのか。任期切れのものがある以上、当然開くことを前提にしていたのでなければ無責任」とした。
枝野幹事長は特に会計検査院の検査官について「3人しかいない会計検査院の検査官のうち1人が空席というのは税金の無駄遣いをチェックされたくないという本能が働いているのだと断じざるを得ない」と指摘した。
また、枝野幹事長は国連総会で核兵器の禁止と廃絶に向けた人道の誓約決議案を日本が棄権したことについて「被爆70年の節目に国際社会の核廃絶の動きと足並みをそろえることができなかったことは大変残念だ」と語った。(編集担当:森高龍二)