ここのところ値下がりし続けているレギュラーガソリン1リットルあたりの店頭価格だが、6週連続で値下がりし続けた結果、とうとう130円台を割り込んだ。2日、経済産業省資源エネルギー庁が発表した石油製品価格調査によれば、11月30日時点の店頭価格(全国平均)は前週(11月24日)の130円30銭から1円2銭値下がりして、129円10銭という結果であった。こうして130円台を割り込むのは、2010年3月8日の129円10銭以来、約5年8ヶ月ぶりのこととなる。
値下がりの要因としては、これまでの値下がりと同様に原油安が続いたことが挙げられる。都道府県別に見てみると、47都道府県すべてで値下がりしており、最も価格が高かったのは長崎県で、前週の139円20銭から80銭値下がりして、138円40銭であった。逆に最も価格が低かったのは埼玉県で、前週の124円40銭から90銭値下がりして、123円50銭であった。値下げ幅が最も大きかったのは高知県で、前週の139円30銭から4円60銭値下がりして、134円70銭であった。次いで低かったのが徳島県で、前週の126円80銭から2円10銭値下がりして124円70銭、その後、石川県が前週の128円80銭から1円80銭値下がりして127円、北海道が前週の128円30銭から1円70銭値下がりして126円60銭と続いた。なお、最も価格が高い長崎県の138円40銭と、最も価格が低い埼玉県の123円50銭との差は14円90銭で、かなり広がっていることがわかる。店頭価格の値下がり傾向が続いていることだけでなく、この地域差の拡大も今後大きな問題となりそうだ。
そのほか、東京都は前週の132円10銭から80銭値下がりして131円30銭、大阪府は前週の128円40銭から1円20銭値下がりして127円20銭であった。
ハイオク1リットルあたりの店頭価格は、前週の141円10銭から1円10銭値下がりして140円、軽油1リットルあたりの店頭価格は、前週の110円10銭から50銭値下がりして109円60銭、灯油18リットルあたりの店頭価格は、前週の1355円から12円値下がりして1343円であった。(編集担当:滝川幸平)