維新の党の松野頼久代表は年頭あいさつに「日本の民主主義の土台が壊れようとしている」と憲法違反の安保法制の制定や憲法に基づく臨時国会開会要請にも応じないできた安倍政権と政権与党の対応の深刻さを提起したうえで「自民党一強政権に対抗できる野党の再編が必要。そのため、改革勢力を結集し、本年、新党を立ち上げ、政権交代を目指す」と表明した。
松野代表は民主主義の危機とともに財政についても「破たんするか重税国家になるかの瀬戸際にある」とし「来年には消費税が上がり、医療費の自己負担が上がり、年金の受け取り額は下がり、アベノミクスによる円安で物価は上がり、地方都市の企業は人手不足に陥り、中小零細企業は原材料の値上げで大変苦しんでいる。改革しなければ国は存続できない」と改革を進める必要を訴えている。
松野代表は「改革勢力の結集を呼びかけ、本年、新党を立ち上げ、政権交代を目指す。この国を改革するために同志全員火の玉となって挑もう」と決意を示した。(編集担当:森高龍二)