十分に政権交代可能な体制は組める 松野代表

2016年01月11日 12:20

 維新の党の松野頼久代表は10日のNHK番組で、憲法53条に基づいた臨時国会開会要求に応じなかった安倍政権に対し「憲法を守る意思がまったくない」と強く批判し、問題視した。

 また、自公政権に対峙していく中で、夏の参院選挙への姿勢では「我々は選挙までに野党が集まり新党を結成すべきだと言っている。有権者の投票行動をみると、自民党候補に投票した数と野党に投票した数では野党への投票の方が圧倒的に多い選挙区がたくさんある。なので、十分に政権交代が可能な体制は組めると思っている」との見方を示した。

 そのうえで、松野代表は「有権者が示した民意と言うのは決して自民党を選んでいるのではない。野党がばらばらになっているから自民党が勝っているという状況だ」とし「野党がわれないよう、きちっとした戦略をとっていかなければならない」と自民に利する状況をつくらないよう野党の結集の必要を強調した。

 また、憲法改正について松野代表は「われわれが考えているのは憲法9条(戦争の放棄)の改正ではなく、統治機構の改正だ。一院制、道州制、首相公選制を導入するという考えだ」とした。(編集担当:森高龍二)