ライフワークバランスという言葉があるように、人生にとって仕事は重要あることは間違いない。そして最終的に仕事において重要なのは人間関係が大きな割合を占めるといっても過言ではない。
エン・ジャパンは「仕事仲間との関係構築」についてアンケートを行ない、338名から回答を得た。
「職場に信頼できる人がいるか」という問いに、65%が「いる」と回答した。その相手について、もっともポイントが高かったのは「上司」(58%)だった。ほかの項目を年代別に見ると、30代は「年上の同僚」(46%)、40代、50代は「同年代の同僚」(40代:62%、50代:50%)という回答が上位に挙げられている。
ここから30代は知識や経験が豊富な年上の方に信頼を寄せる傾向にあることがわかる。また、職場の人間に信頼を感じる理由を聞いたところ、上位3つに挙げられたのは「仕事上のこともプライベートのことも腹をわって話せる」(50%)、「責任感がある」(48%)、「専門的な知識がある」(44%)だった。つまり、職場で仲間から信頼感を得るために必要なのは「話しやすさ」「責任感」「専門知識」の3つの要素が必要ということだろう。
年代別で見ると、30代は他の年代に比べ「説明がうまい・話がわかりやすい」(30代:46%、40代: 27%、50代:18%)、「決断力がある」(同:38%、20%、21%)、「仕事が速い」(同:41%、19%、21%)といった項目のポイントが高く、仕事におけるスキルの高さに信頼を感じるようだ。
一方、50代は「きちんと挨拶をする」(同:21%、24%、34%)、「嘘をつかない」(同:21%、17%、36%)、「悪口を言わない」(同:5%、12%、18%)といった人間関係を構築する上での基本的なスキルに信頼を感じていることがわかる。
「職場の人間関係の満足にしているか」という問いに対しては、42%が満足と回答している。会社に信頼できる人がいる・いない人別に見ると、信頼できる相手が職場にいる人の満足度は61%と、信頼できる人がいない人(23%)に比べて38ポイントも高くなっている。
この結果から職場に信頼できる人がいるかどうかによって、職場の人間関係の満足度に影響するといえるだろう。(編集担当:久保田雄城)