衆院選挙制度「答申丸呑みを議長に回答すべき」

2016年02月18日 10:05

 民主党の枝野幸男幹事長は17日、衆院選挙制度について「衆院選挙制度調査会の答申をそのまま丸呑みすると自民党は衆院議長に回答すべき」と議員定数の10減を先送りしようとする自民党に強く受け入れを求めた。

 枝野幹事長は「民主党は党政治改革・国会改革推進本部総会で衆院選挙制度改革に関する調査会の答申の2010年国勢調査に基づいた『定数10削減を答申通りやる』ということを決定した」とした。

 そのうえで「自民党が2020年の国勢調査以降に先送りし、アダムス方式導入を法制化しないことに対して調査会の佐々木毅座長(元東大学長)が『自民党案は答申棚上げ』の認識を明確に示した」とし「自民党は真摯に受け止めて、答申を丸飲みすることを22日に議長に回答すべき」と求めた。

 安倍晋三総理は調査会の答申を尊重すると強調してきただけに、実施を先送りすれば『ご都合主義』との批判が広がりそうだ。(編集担当:森高龍二)