参1人区、衆小区で野党1人に絞れば政権打倒も

2016年02月20日 21:05

 民主党の菅直人元総理は20日のブログで、民主、共産、維新、社民、生活の5党が国政選挙において協力することで一致したことに触れ「野党5党が参院選での協力に合意し、野党の共闘体制が前進しつつある」とした。

 そのうえで「当面の焦点は参院選の前の4月に行われる北海道と京都の衆院補欠選挙での野党共闘が実現するかどうかだ」とし「北海道5区は候補者一本化が実現。京都でも野党候補の一本化ができれば2つの選挙で自民党候補を倒す可能性が出てくる」と、まさに、夏の参院選挙の前哨戦になることを強く印象付けた。

 菅元総理は「私は参院選挙前に民主党は2つのことをやるべきと主張してきた。1つは統一会派を組んだ松野代表率いる維新との合流。もう一つは市民連合などが呼びかけてくれている野党5党の共闘。具体的には32の参院の一人区と更には衆院の275小選挙区で野党の候補を一人に絞ることの実現。この体制ができれば衆参ダブル選で一挙に安倍政権を倒すことも夢ではない」と弾みをつけて発信した。(編集担当:森高龍二)