鈴木衆院議員を党除籍処分、議員辞職勧告 民主

2016年03月02日 08:53

 民主党は1日開いた常任幹事会で離党届を提出していた鈴木貴子衆院議員について、党倫理規則に基づき、衆院議員辞職勧告と除籍処分を行うとする枝野幸男幹事長提案を承認した。

 枝野幹事長は鈴木議員から2月26日に離党届を受け、慰留したが受け入れなかった。また鈴木議員は民主党比例名簿で議席を得ているため、議席を民主党に返すよう求めたがこれについても拒否した。また、無所属で新党大地として活動すると表明したが、新党大地は北海道5区の衆院補選をはじめ国政選挙で自民党と協力関係にあることを認識していることも確認したと常任幹事会で報告。

 こうした鈴木議員の行動は「重大な反党行為と認められる」とし「北海道総支部連合会から除名等、議員辞職勧告等を求める申し入れ書が党本部に提出されているなどとしている。

 そのうえで、枝野幹事長は「議員辞職勧告、除籍処分とする手続きを行うことが相当と判断する」とし「常任幹事会で除籍処分を行ったあと、倫理委員会の意見を聴くこととする」との扱いについて幹事長としての判断を示し、常任幹事会がこれを承認した。(編集担当:森高龍二)