総理が一番やりたいことは改憲だ 社民副党首

2016年03月20日 14:39

社会民主党の福島みずほ副党首は20日のNHK番組で、安倍晋三総理が総理在任中に憲法改正を成し遂げたいなど改憲に意欲を示していることに「安倍総理が一番やりたいことだ」との認識を示したうえで「アベノミクスや景気はそのための手段、カモフラージュぐらいに思っている」と語った。

 福島副党首は「安保法制関連法前の衆院選挙でも争点隠しして(経済を争点にし)、選挙に勝ったら、これ(安保法制)をやると言って、一昨年に憲法9条の解釈改憲をし、(安保法制を成立させた)。今年は明文改憲をめざし(安倍総理は)参院選挙を戦う。参院選挙争点のひとつ」と提起した。

 また「自民党の憲法草案は憲法9条を変え、自衛隊を国防軍とし、世界中で戦争できる内容。また、緊急事態条項は内閣のみで法律と同じ効力を持つ政令をつくることができるので、内閣のみで法律改正もできる、基本的人権も制限できる」と緊急事態条項の危険性も指摘し、阻止したいと強調した。(編集担当:森高龍二)