中谷元防衛大臣は米軍のオスプレイを使っての輸送支援が、さきの東日本大震災のような広範なエリアでない、今回の被災エリアでなぜ必要だったのかを記者団に聞かれ「自衛隊の使えるヘリは全て投入してやっている。一刻も早く、そういった事態を解消する必要があったということです」と自衛隊の輸送能力から必要なものだったと強調した。
中谷防衛大臣は「被災者を救援するということが災害時、必要なわけであり、自衛隊も、警察も、消防も、すべて総力を挙げてやってきており、できる限りの支援体制は国としてとるべきではないのでしょうか」とした。
中谷防衛大臣は「当時、17万人ぐらい、一時、避難所におられ、情報も錯綜しており、全く、電気も水道もガスもない、物資も届かない、そういう中で、被災者の方が非常に不安に感じていた。これに対し、一刻も早く物資を手元に届けるためには航空輸送力が必要で、自衛隊は全機種を使って可能な限りの態勢を作って支援していたが、それだけでは確実に物資もまだ届いていない状況だった」とオスプレイでの輸送理由をあげた。(編集担当:森高龍二)