馳浩文部科学大臣は給付型奨学金の創設について17日の参院予算委員会で「一億総活躍プランに(給付型奨学金の創設が)盛り込まれるという理解でよいか」と社民党の福島みずほ副党首に聞かれ「一億総活躍国民会議で最終的に判断される。また来年度の予算編成での議論もある」とした。
そのうえで、馳大臣は「同世代の税の負担の公平性の観点と財源、給付の在り方から、私は、低所得の世帯や養護施設の子どもさんなどは中学生の時に大学進学を諦めざるを得ない状況のお子さんがいらっしゃるではありませんか、ということに着目すべきだということで進めてきた。ただ、これは政府全体の中で議論することなので、引き続き、関係各省と議論しながら、最終的には、安倍総理が判断されると思いますが、こうした議論が十分に詰められるべきと思う」と答え、制度設計のうえ創設することが必要との考えを示した。
福島議員は「総理が創設を3月の記者会見でおっしゃったわけだから、一億総活躍プランに盛り込まれると確信している。そうでなければ記者会見は嘘だったということになる。是非、創設をおねがいします」と創設を強く求めた。(編集担当:森高龍二)