ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケートASP』を利用し、『モラタメ.net』会員のうち20歳以上69歳以下の男女を対象に「自動車」に関するWEBアンケートを実施した。調査期間は2016年5月11日~5月13日。有効回答は1,200人から得た。
まず、自家用車の有無について聞いたところ「所有している」と回答した人は、全体で81.8%となった。中でも「東京都(59.0%)」の所有率が低く、「全体(81.8%)」に比べて20ポイント以上の差がある。次いで低い「大阪府(69.7%)」も全体と比較して10ポイント以上の差がある。これらの地域は、他と比べて駐車場代などの維持コストが高いことや、鉄道網が発達しているため、車がなくてもさほど不便ではないといった要因が背景にありそうだとしている。主要都市である一都三県の中では、最も所有率が高かったのは「埼玉県(82.5%)」で唯一全体を上回った
自家用車を所有していない人に理由を聞いたところ、「所有する必要がない(76.3%)」が、「所有したいができない(23.7%)」を大きく上回る結果となった。また、自動車が必要になった場合、どのようにしているか聞いたところ「自動車が必要になることはない(46.1%)」が最も多く、次いで「レンタカーを借りる(33.8%)」「家族から借りる(18.7%)」「カーシェアリングを利用する(10.5%)」という結果になった。
レンタカーやカーシェアリングなど、必要に応じて自動車を利用できるサービスの充実や、ライフスタイルの変化により、自動車を所有する必要性を感じていないようだとしている。
テレビCMなどでも目にすることが多くなった『車の自動運転技術』について、実用化されたら利用してみたいか聞いたところ「利用したい(18.7%)」「やや利用したい(34.1%)」の順となった。これらを合わせると52.8%と半数を超えた。
『自動運転技術』に対する肯定的な意見として、「長距離運転など、集中力を維持するのが大変な場合に必要と感じる」、「加齢とともに運動技術が心配だから」といったものがあったという。また、否定的な意見としては、「安全性についての信頼性が今の段階ではないため」、「自分で運転する楽しみがなくなる」などがあった。
また、自動運転車を「利用したい」人に、『自動運転技術』によって最も期待する効果を聞いたところ、「安全性の向上(52.7%)」「ドライバーの疲労軽減(30.5%)」の二つが上位を占めた。より“安全” な車社会を期待する気持ちが大きいようだとしている。 (編集担当:慶尾六郎)