沖縄で防犯へ車両20台規模のパトロール開始

2016年06月15日 07:19

 菅義偉官房長官は14日午後の記者会見で、さきに沖縄県で起きた元米兵の軍属による強姦・殺害・死体遺棄事件を受け、こうした凶悪犯罪抑止のため、沖縄・地域安全パトロール隊による緊急防犯パトロールを15日から実施すると発表した。

 菅官房長官は「パトロールの規模は最終的に車両100台の規模を目指しているが、第一段階として、車両20台規模でパトロールを開始する。人気のない所や繁華街など犯罪抑止に効果的なパトロールをしていきたい」としている。15日夕の出発には島尻あい子沖縄担当大臣も立ち会う。

 政府はさきの凶悪事件を受け、犯罪抑止対策チームを先月26日に設置、沖縄県民の安全・安心確保へ防犯パトロール隊創設によるパトロール実施や警察官100人、パトカー20台増強での事件事故時の初動対応、防犯強化拡充などを決めた。

 また夜道の明るさ確保など防犯灯や防犯カメラの設置、ICタグなどを活用し、児童の登下校の状況や不審者情報の教職員・保護者間の情報共有、ICTを活用した防犯対策に関するモデル構築の検討などを決めた。(編集担当:森高龍二)