4日の日経平均は今年初の6日続伸。前週末1日のNYダウは19ドル高で4日続伸。CME先物清算値は15560円。4日朝方の為替レートはドル円が102円台後半、ユーロ円が114円台前半だった。
日経平均始値は128円安の15554円。高値は0時42分の15805円、安値は9時の開始直後の15553円、終値は93円高の15775円。売り先行でほぼ「寄り安」でも10時台にプラスに転じ、後場は上海の株高を受けて一段高になって15800円に一時タッチし、24日の下落分の3分の2戻しを達成するなど堅調だった。
1日に東証マザーズに新規上場したが初値がつかなかったセラク<6199>に初値がついた。公開価格1500円の2.6倍の3900円。
日経平均終値は93.32円高の15775.80円、TOPIX終値は+7.53の1261.97。薄商いで売買高は15億株で今年最少。売買代金は1兆6021億円。値上がり銘柄数は1117、値下がり銘柄数は715。プラスは25業種で、その上位は食料品、鉄鋼、繊維、情報・通信、その他金融、非鉄金属など。マイナスは8業種で、その下位は水産・農林、銀行、精密機器、石油・石炭、ゴム製品、空運など。上海総合指数は1.91%高で約3ヵ月ぶりの高値。
5日の日経平均は7営業日ぶりの反落。4日はアメリカは「独立記念日」でNY市場は休場。週明けのヨーロッパ市場は5営業日ぶりに揃って反落し上昇一服。朝方の為替レートはドル円が102円台半ば、ユーロ円が114円台前半。
日経平均始値は93円安の15682円。高値は9時2分の15702円、安値は10時29分の15602円、終値は106円安の15669円。今年最低水準の薄商いの中、為替レートが102円を割り込む円高局面もあったが、終日、マイナス圏の15600円台の前半と後半の間で行ったり来たりし、終盤は下げ幅を少し圧縮。日中値幅はちょうど100円で、SQ週の火曜日を無事に通過できた。
日経平均終値は106.47円安の15669.33円、TOPIX終値は-5.33の1256.64。売買高は15億株。売買代金は1兆5773億円で今年3番目の薄商い。値上がり銘柄数は726、値下がり銘柄数は1102。プラスは9業種で、その上位は繊維、ゴム製品、建設、海運、陸運、空運など。マイナスは24業種で、その下位は水産・農林、機械、保険、銀行、鉱業、その他製品など。上海総合指数は0.59%高だった。
6日の日経平均は大幅続落。3連休明けのNYダウは108ドル安。世界遺産に指定されたイタリア・トスカーナ州の古都シエナで1472年から営業する名門銀行の危機が世界のマーケットを振り回す。朝方の為替レートはドル円101円台後半、ユーロ円112円台後半で円高進行。CME先物清算値15445円。
日経平均始値は234円安の15434円。高値は15434円で「寄り付き高値」。安値は11時26分の15167円で下落幅が500円を超える。終値は290円安の15378円。中国の人民元安を受け、ドル円が一時6月24日以来の100円台半ばまで円高進行。需給環境の悪いSQ週の水曜日でもあり11時台には15200円を割り込んだ。後場も15200円台で停滞したが、終盤には下げ幅を圧縮し、下げ渋った。