安倍晋三総理は7日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と約30分にわたり会談。北朝鮮の核や弾道ミサイル問題に対する対応で協力を強化していくことを確認した。また慰安婦に関する問題では安倍総理が、韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」に10億円を支出したことを伝え、韓国ソウルの日本大使館前の少女像の案件も含め、日韓合意の誠実な努力をお願いしたいとした。朴大統領は着実に実行することが重要と応じた。
聯合ニュースは同日夜の電子版で、大統領府の情報として「両首脳は昨年末の慰安婦問題をめぐる合意を機に、両国関係に肯定的なモメンタム(勢い)が形成されたことを評価し、未来指向の関係をつくっていくことで一致。地域や国際問題での協力についても強化していくことを確認した」と伝えた。
また、北朝鮮の問題にも「両国首脳は『北の弾道ミサイル発射と関連し、韓米日の3カ国が協調したことで国連安全保障理事会が報道声明を発表したように、北のさらなる挑発の可能性を含む核・ミサイル挑発に対し、3カ国がしっかりと協調し、対応していくことで一致した』と説明した」と報じた。(編集担当:森高龍二)