生活の党と山本太郎となかまたちは12日、党名を「自由党」に変えた。同日、議員総会で党名変更を決め、総務省に変更届を提出して受理された。
小沢一郎共同代表は年明けの衆院解散・総選挙を視野に「党の態勢を一新して選挙に臨む」考え。野党支援の輪を保守層にも広げる狙いがあるとの見方もある。
また、山本太郎共同代表は自由党に籍を置いたまま、政治団体「山本太郎となかまたち」を設立し、衆院選挙比例代表ブロックで候補を立てる。山本代表は「最大3ブロックで候補者を擁立したい」としている。
山本共同代表はブログで「投票に行っていない4割近い人々、いわゆる無党派、無関心層の受け皿が存在しない」と、こうした人たちの声の受け皿になると説明。そのうえで「比例東京ブロックは4人擁立が必要。比例南関東ブロック(神奈川・千葉・山梨)は5人擁立が必要。比例北関東ブロック(埼玉・栃木・群馬)は4人擁立が必要」とし「2014年の総選挙、選挙比例東京ブロックでは1議席獲得に必要な票数は27万。東京に関して言えば、実現不可能ではないと考える」としている。
山本共同代表は「3つの比例ブロックで挑戦すると供託金7800万円。選挙費用、深夜のTVコマーシャルなど含むと最低2億円は必要になる。その金額に届かない場合には立候補の規模を縮小して挑戦する」と書き込んでいる。
青木愛参院議員は「政治の世界への第一歩を踏み出したのも旧自由党時代。まさに原点に立ち返って新たなスタートを切ってまいります」とツイッターに書き込んだ。(編集担当:森高龍二)