民進党の野田佳彦幹事長(前総理)は18日、レンコン掘りを体験するため茨城県土浦市のレンコン農家を訪ねた際、記者団に日露首脳会談に対する受け止めを聞かれ、首脳会談直前に北方領土にミサイル配備したロシアに対し抗議もせずに資金協力を約束していたとすれば「外交交渉としては完敗」と抗議したのかどうかを重視した。
また「GDPで韓国を下回るが、大国イメージ、存在感を出したいというロシアの思惑通りに進んでしまったのではないか」とお認識を示した。
野田幹事長は幹事長就任時、自らを「蓮(はす)の花を支えるレンコン幹事長」と例えたこともあり、レンコン掘りを体験した。野田幹事長は「簡単に『レンコン幹事長』と言ったが、生産の苦労が身に染みてよく分かった。これからしっかり味わって食べたい」と感想。
そのうえで「レンコンは先がよく見えるように穴が開き、それには通気口の役もある。風通しを良くするとか、見通しを良くするとか。レンコンの意味あいを感じながら作業した」とレンコンに幹事長の役割を重ねたよう。(編集担当:森高龍二)