ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、米国ミシガン州デトロイトで開催される2017年北米国際自動車ショー(プレスデー:2017年1月9日~10日/一般公開日:1月14日~22日)で、新型「ODYSSEY(オデッセイ)」をワールドプレミアすると発表した。
北米「IHS Markit,U.S. new retail vehicle registrations by volume for Non-Luxury Mid Size Van Segment」において、オデッセイは6年連続でミニバンとして販売台数第1位を獲得した。今回発表する新型オデッセイは北米モデルの5代目にあたり、洗練された新しいエクステリアデザイン、パワートレイン、ファミリーユーザーに満足させるパッケージや先進の安全運転支援システムを装備するなど、上質な走りと使い勝手を兼ね備えたモデルだとしている。
ホンダ・オデッセイは日本国内で生産した初代モデルを北米向けに輸出したが、「小さい、狭い」「排気量が足りない」などで、日本ほどヒットしなかった。そこでUSオデッセイの2代目は、大型化して現地生産車とした。そのUSオデッセイは、日本で「ラグレイド」という名称で販売されたが、それ以降の日本導入はない。現行の4代目は2010年にデビュー、以後ナンバーワンの座を他車に譲っていない。
新型の詳細はデトロイトショーで発表となりそうだが、4代目同様にすべてアメリカで開発を行なったと思われる。4代目のボディサイズは全長×全幅×全高5150×2010×1740mm、ホイールベースは3000mmとアメリカンミニバンサイズ。3.5リッターV6エンジン+6速オートマティックを搭載していた。日本導入は無いだろうが、年明けのデトロイトショーの楽しみが増えた。(編集担当:吉田恒)