改憲より鮮明に「日本らしい日本守る」と自民党

2017年03月06日 07:47

 自民党は5日開いた党大会で、総裁任期を連続3期まで可能にするため「1期引き延ばす」党則改正と総裁公選規定の改正を行った。また運動方針では「今年は憲法施行70年を迎える」とし「次の70年に向けて新しい憲法の姿を形作り、国会における憲法論議を加速させ、憲法改正に向けた道筋を国民に鮮明に示す」と結党以来、党是とする『憲法改正』をより実現へ引き寄せる意気込みを感じさせる表現をとった。

 また「我が党(自民党)は日本の歴史、伝統、文化を次の世代へと引き継ぎ『日本らしい日本』を守る」とした。「日本らしい日本」の意味するところが、どういう日本を描いているのか、分からない部分がある。

 また、A級戦犯を合祀している靖国神社については「今後も、靖国神社参拝を受け継ぎ、国の礎となられたご英霊の御霊に心からの感謝と哀悼の誠をささげ、不戦の誓いと恒久平和への決意を新たにしていく」とした。

 天皇陛下の退位の在り方については「退位」の言葉を用いず「ご公務の在り方、および、その地位等については、静かで穏やかな環境の下で、節度ある真摯な議論を行い、成案を得る」とした。(編集担当:森高龍二)