マツダ・ロードスターRFが、世界工業製品として最高峰のデザインアワード受賞

2017年04月04日 07:07

Mazda MX-5 RF

マツダ・ロードスター(MX-5)の電動リトラクタブルハードトップモデルである「ロードスターRF(Mazda MX-5 RF)」が、世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつである2017年レッド・ドット賞の「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞した

 「Mazda MX-5(マツダ ロードスター)」の電動リトラクタブルハードトップモデルである「Mazda MX-5 RF(マツダ・ロードスターRF)」が、世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつである「2017年レッド・ドット賞:プロダクトデザイン」における「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞した。

 「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」はレッド・ドット賞のプロダクトデザイン部門における最高の賞で、とくに優れている工業製品に贈られるアワードだ。MX-5は2015年にソフトトップモデルで同賞を受賞しており、リトラクタブルハードトップと両モデルでの受賞となった。

 マツダのデザイン・ブランドスタイルを担当する前田育男(まえだいくお)常務執行役員は、受賞に際して次のように語ったという。

 「MX-5 RF(のデザイン)ではMX-5の新しい方向性に挑戦した。このクルマはデザイナーを含めて、設計や生産技術のエンジニアが、これまで以上にチーム一丸となってつくり上げた車両だ。このクルマに関わった全員でこの賞を喜びたいと思います」

 レッド・ドット賞は、ドイツの「Design Zentrum Nordrhein Westfalen(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)」が主催する約60年の歴史を持つデザイン賞。世界各国から応募された自動車に限らない、家具や家電製品、機会や道具など幅広いカテゴリーの工業製品から、デザインの革新性、機能性、人間工学などの9つの基準に基づき審査され、クオリティの高いデザインに贈られる「レッド・ドット賞」をはじめ、そのなかで最高位の「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」のほか、特別賞である「オーナラブル・メンション賞」などがある。

 これまでの受賞者には、1995年のシーメンス、2001年のアップル、2007年のBMW、2008年のボーズ・デザインセンターなどがある。

 今年の授賞式は7月3日にドイツのエッセンにて行なわれる。

 マツダでは、2013年の「Mazda6(日本名:マツダ アテンザ)」、2014年の「Mazda3 (日本名:マツダ アクセラ)」のハッチバックモデル、2015年の「Mazda CX-3」が「レッド・ドット賞」を受賞した他、2015年に「Mazda2(日本名:マツダ デミオ)」が「オーナラブル・メンション賞」、「Mazda MX-5」が「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞している。(編集担当:吉田恒)