G7結束し諸課題に対処する旨発出したい 総理

2017年05月11日 09:18

 安倍晋三総理は10日の政府与党連絡会議で、今月にイタリア・シチリア島で開かれるG7タオルミーナ・サミットで「世界の経済成長をいかにしてけん引していくのか、北朝鮮など喫緊の問題にどのように対処していくべきか、新たにサミットに参加するリーダーを迎えて、首脳間で胸襟を開いて率直に議論し『G7が結束して国際社会の諸課題に対処していく』との、明確なメッセージを発出していきたい」と考えを伝えた。

 また、安倍総理はテロ等準備罪の創設法案など「国会で重要法案の審議が続いている」とし「政府として、引き続き丁寧な説明に努めていく」とした。

また「天皇陛下の退位を実現する法律案については、国会への提出に向けて鋭意作業を進めており、今国会での成立に全力を尽くしたい。皆様の御協力をお願いしたい」と語った。

このほか「成長戦略や骨太の方針を6月に策定したいと考えている。与党の皆様の意見を伺いながら、取りまとめ作業を加速していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)