ルノー・カングーは日本で2009年に発売し、2014年に1.2リッターターボ車の追加に伴ってMT車を追加し、その年はMT比率45%になった。日本において現行カングーの累計販売台数に占めるMT比率は23.1%にも達する。
ルノー・ジャポンは、マニュアル・トランスミッション（MT）を駆使して思いのままに走らせる「ルノー・カングー」の特別限定車を発表した。同社の説明によると、この限定車ルノー「カングー S MT」は、“フレンチスタイルのドライビングを楽しむ”ためのクルマだという。“フレンチスタイルのドライビング”とは、パリ市内の狭い石畳の道や郊外のオープンロード、そして130km／hでクルーズする高速道路でも、積極的にマニュアルシフトして思い切りクルマの性能を引き出して走らせることだと……。
敢えてマニュアルミッション車の限定モデルを発売したことには、やはり理由がある。仏国内を含めて欧州全域で走っているカングーは、ほぼ全車が6MT車であること。そして、日本でも2009年に発売し、2014年に1.2リッターターボ車の追加に伴ってMT車を追加し、その年はMT比率45%になり、現行カングーの累計販売台数に占めるMT比率は23.1%にも達する。
この限定車ルノー「カングー S MT」は、8月24日から、60台限定で、全国のルノー正規販売店で販売する。
ルノー・カングーは、広い室内空間と高い機能性から、欧州ではLUDOSPACE（ルドスパス／遊びの空間）と呼ばれて親しまれるクルマだ。日本でも年間販売台数でルノー車ナンバーワンを記録したことがある人気モデルだ。
随所に散りばめられた遊び心のあるデザインや、機能的で使い勝手に優れたユーティリティ、広くて頭上空間たっぷりの開放的な室内空間、大容量のラゲッジスペースなど、ルノー カングーにはたくさんの工夫が凝らされている。
ルノー「カングー S MT」は、1.2リッターターボエンジン＋6速MT仕様のルノー「カングー・ゼン 6MT」をベースに、ルノー・スポールフォーミュラワン（F1）チームにもホイールを供給しているO・Z製の専用アロイホイール、FOCAL製7スピーカーのハイクオリティサウンドシステム「FOCAL Music Premium」、そしてマルチルーフレールといった、フレンチスタイルドライブを彩るアクセサリーを装備したモデルだ。
価格は29.8万円相当の装備を追加しながらベース車の「カングー・ゼン 6MT」と同じ247.0万円とした。ボディカラーは4色から選択できる。（編集担当：吉田恒）
