総理の暴挙、総理の意識を危惧 野党議員

2017年11月15日 07:09

 立憲民主党の初鹿明博衆院議員は安倍晋三総理が10月27日に自民党の萩生田光一幹事長代行と会談した際、野党の質問時間を削減し、与党に振り分ける方針を求めたことについて「とんでもない暴挙だ」と三権分立・議会制民主主義の視点から強く非難した。

 初鹿議員は「行政府の長である内閣総理大臣が、立法府である国会の運営について、指示を出し、その通りに行われるようなってしまったら、三権分立が機能しなくなってしまう」と問題提起。

 「国会は国権の最高機関であり、内閣の提出した法案を成立させるだけの下請け機関ではない」と安倍総理の発言の軽々さをも指摘。「安倍総理の行状は憲法軽視、議会制民主主義を蔑ろにするとんでもない暴挙であると感じている」とブログ発信した。

 また、過去の安倍総理の国会答弁からも危惧を示している。初鹿議員は「以前、安倍総理は『私は立法府の長ですから』と誤った答弁をしたことがある。行政府の長と言うのを間違ってしまったのではなく、本音として、自分は本当に立法府の長であるという意識を持っているのかもしれない」と疑っている。

 また「森友、加計問題に始まり、総理大臣なら何をしても良いのだ、総理である自分が言うことが正しいのだと本当に信じ込んでいるのかもしれません。本当にそうであるなら事態は相当に深刻です。いずれ国会を本当に無視するような独裁政治に陥りかねないと本当に危惧する」と書き込み「自民党の心ある議員さんには頑張ってもらいたい」と自民党の良識議員に安倍総理の暴走を止めるよう頑張れとエールを送っている。(編集担当:森高龍二)