北朝鮮がICBM級ミサイル発射 日本海に落下

2017年11月30日 06:06

 政府は北朝鮮が29日午前3時18分頃に弾道ミサイル1発を発射。日本の排他的経済水域内の青森県西方約250キロの地点に午前4時11分ころ落下したとみられると発表した。飛翔時間は53分。飛翔距離は約1000キロ、最高高度は4000キロを超えている。詳細は分析中。自衛隊による破壊措置実施はないと述べた。

 菅義偉官房長官は飛翔距離や高度から、今回のミサイルが「ICBM(大陸間弾道ミサイル)級のものだったことが考えられる」との認識を示した。

 そのうえで「ミサイル発射は我が国の安全保障に対して、深刻な脅威」とし「事前報告もない中で発射されたことは、航空機や船舶の安全確保からも極めて問題のある危険な行為」と非難した。

 また菅官房長官は国家安全保障会議で国際社会とさらに連携し、北朝鮮に自制を求め、国連安保理におけるさらなる対応を含め、断固たる対応をとっていくことを確認したとした。また北京の大使館ルートを通して北朝鮮に強く抗議したと述べた。(編集担当:森高龍二)