民進党の小川敏夫参院会長は２２日の記者会見で、森友学園への国有地大幅値引き売却に絡んでの財務省の決裁文書書き換え問題の事件の核心について「何を隠そうとしたのかにある」と指摘した。
そのうえで「国有地が不正に払い下げられたのではないか、それが、どうしてかということが『問題の本質』であることをしっかり踏まえていかねばならない」と語った。
また、森友学園の開校予定小学校の名誉校長に一時就任していた「安倍昭恵総理夫人の証人喚問も必要」とし「籠池氏と直接交渉した本省の室長や近畿財務局の担当官といった方を含め、証人喚問を求めるかは別として、財務省から積極的に売り払いに至る経過を詳細に報告してほしい」と語った。
この日の会見で、小川氏は、長期勾留されている森友学園前理事長の籠池泰典氏について「籠池さんが長期間接見禁止になっていること自体、はなはだ異例で不自然」と長期勾留に疑問を投げた。小川氏は他の野党議員らとともに、２３日に籠池氏と面会できることになっている。（編集担当：森高龍二）
