財務省改ざんの決裁文書は来週中に国会に提出

2018年05月09日 06:09

 国会は7日の与野党協議による合意で正常化することになった。立憲民主党の辻元清美国対委員長は、同日夕の記者団の問いに、合意した内容を語った。

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題では瀬元唯夫総理秘書官を参考人招致する。(10日行うこととなった)また、この問題で予算委員会の集中審議を複数回行う。

 加えて森友学園への国有地売却にかかる問題で、財務省が改ざんした決裁文書は来週中に国会に提出。防衛省の日報についても遅くとも5月中に調査報告を提出する。安全保障委員会、財務金融委員会、決算委員会などを含む関係の委員会で、一連の問題を集中審議する。
 
 野党は柳瀬氏については証人喚問を強く求めてきたが、議長仲介もあり、一定の合意にたどり着けたとして参考人招致で応じた。辻元国対委員長は「十分ではありませんけれども、議長もお出ましいただいて、一定の譲るところはお互い譲りながら審議ができる環境が整った」とし、徹底審議を行う姿勢を示した。(編集担当:森高龍二)