サントリーは一都三県に在住する20~69歳の成人男女 30,000人を対象に「ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査」を実施した。
2017年のノンアルコール飲料市場は、約4,536万ケース(対前年105%)。2012年に大きく伸長したノンアルコール飲料市場だが、それ以降も堅調に推移しています。8年は約4,621万ケース(対前年102%)と推定され、市場規模は拡大傾向と見込まれている。
ノンアルコール飲料の飲用経験について質問したところ、5割以上(54.8%)が「飲んだことがある」と回答した。ノンアルコール飲料を「飲んだことがある」と回答した16,438人(以下、ノンアルコール飲料ユーザー)に飲み始めた時期について質問したところ、「最近1年以内に、初めて飲んだ」(11.9%)、「1年以上前にも飲んだことはあるが、最近1年以内になって再び飲んだ」(22.1%)の合計が、3人に1人以上となった。ここ1年での飲用の増加が一因となり、ノンアルコールビールテイスト飲料市場は伸長する見込だ。
ノンアルコール飲料を「最近1年以内に、初めて飲んだ」と回答した1,950人(以下、新規ユーザー)に、ノンアルコール飲料を飲んだきっかけについて質問したところ、「テレビCMをみて」が第1位(20.2%)となっている。
ノンアルコール飲料ユーザーに普段飲むシーンについて質問したところ、「夕食時」(15.6%)「運転がある時」(6.3%)「夕食後」(5.6%)が上位回答だった。新規ユーザーに限ると「昼食時」が第3位(6.5%)となり、「運転がある時」が第6位(4.6%)となっている。新規ユーザーは、運転などやむを得ない事情でノンアルコール飲料を飲むというよりも、昼食時などカジュアルなシーンでノンアルコール飲料を楽しんでいるようだ。
ノンアルコールビールテイスト飲料が最近おいしくなったと思うか質問したところ、9割以上(90.8%)がおいしくなったと回答した。おいしくなったと回答した1,124人にそのポイントについて質問したところ、「ビールらしい味」が第1位(74.6%)となった。
おいしくなったポイントが「ビールらしい味」であると回答した838人に「ビールらしい味」とは具体的に何か質問したところ、7割以上(72.9%)が「麦の味わい」、6割以上(60.5%)が「のどごし」と回答。麦由来のビールらしい味わいやのどごしの良さが、ノンアルコールビールテイスト飲料のおいしさと感じているである。(編集担当:久保田雄城)