小野寺五典防衛大臣は28日の記者会見で米軍横田基地に10月1日にCV-22オスプレイ5機が配備されることについて「米側と連携を図りながら、安全面に最大限の配慮を求め、地元の皆様に与える影響が最小限にとどまるよう、適切に対応していく」と地元の懸念を軽減する努力を引き続きしていくとの考えを示した。配備は恒久的なものになる。
小野寺大臣は「わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、高い性能を有するCV-22がわが国に配備されることは、米国のアジア太平洋地域へのコミットメント及び即応態勢整備の観点から、日米同盟の抑止力・対処力を向上させ、日本の防衛及びアジア太平洋地域の安定に資すると考えている」と述べた。
そのうえで「CV-22の飛行運用に際して、安全確保はもとより、周辺住民の生活への最大限の配慮が大前提で、米側に対して累次の機会に、安全確保の徹底や情報提供などについて申し入れをしてきている」とし「先週20日にも私からマホーニー在日米軍副司令官に対し、最大限の安全対策と地元の理解を得る取り組みへの協力を要請した」と語った。(編集担当:森高龍二)