辺野古沿岸土砂投入へ土砂積載船5隻シュワブに

2018年12月09日 09:18

 岩屋毅防衛大臣は7日の記者会見で名護市辺野古への基地建設に向けた埋め立て区域への土砂搬入作業について「今月14日からの土砂投入を予定しているが、作業の進捗状況をみて適切に判断していく」と語った。土砂投入は最短で14日。気象条件などで、それ以降になる可能性もある。

 岩屋大臣は「関係法令に基づいて、自然環境や住民の生活環境にも最大限の配慮をしつつ、辺野古移設に向けた工事を進めたいと思っている」と政府の当初の方針通り、建設に向けて動く考えを示した。

 岩屋大臣は土砂を積んだ船はキャンプ・シュワブ沖に停泊しており、船数は5隻。5隻の内には条例違反と指摘された土砂を積んだ船も含まれている、とした。

 ただ、条例違反と指摘された船に積んだ土砂を埋め立てに使用するかどうかについて、岩屋大臣は「今後の作業をどうするか、そこまでは決めていない」とした。(編集担当:森高龍二)