信頼に足る厚労大臣任命して検証を、福山幹事長

2019年01月31日 06:09

 毎月勤労統計調査をめぐる不正問題で、次々出てくる根本匠厚生労働大臣の対応のまずさに立憲民主党の福山哲郎幹事長は29日夕の記者会見で、改めて安倍晋三総理に対して「根本厚労大臣を罷免し、信頼に足る厚労大臣を任命のうえ、あらためて検証に入っていただきたい」と罷免するよう強く求めた。

 福山幹事長は厚労省の特別監察委員会の外部有識者が厚労省幹部から直接聞き取りした人数を24日の衆参両院の閉会中審査で根本大臣が20人と答弁していたのに、29日、12人に訂正したことについても触れ「当事者意識が薄過ぎだ」と問題視した。そのうえで「信頼に足る大臣とは思えない。閉会中審査もやり直しではないか。実態が明らかになるほど疑惑が深まるばかり」と事の深刻さを示した。

 根本大臣の罷免要求については、安倍晋三総理は29日の参院本会議で「根本大臣にも引き続き、全力で取り組んでもらいたい」と罷免する考えのないことを明らかにしている。(編集担当:森高龍二)