安倍晋三総理は20日、都内で開かれた日本商工会議所通常会員総会でのあいさつで、自民党総裁として、党規約を変えた「4選」もありうるのではといわれる中で「自由民主党総裁として3期目に入っている。昨年の総裁選挙では15年ぶりの選挙になった。(選挙になったのは)まだまだ修養が足りないなぁ、と反省している」と語り、笑いを誘った。
安倍総理は、そのうえで「三村明夫会頭は『4期目は考えていない』ということのようでありますが、全く同じ心境であります」と話すとともに「自民党総裁は連続3期、9年までというのが明確なルールなので、正真正銘、3期目が最後の任期となる。(残りの期間)全力を尽くしてまいりたい」と話した。
また安倍総理は「全国津々浦々、全国の中小・小規模事業者のみなさんが元気になることなくしてアベノミクスの成功はない」と強調。
安倍総理は「そのために、これまでのどの政権よりも下請け取引の改善に力を入れてきた」とし「支払いは可能な限り現金とすることや大企業で来月から始まる働き方改革を見据えて、下請け事業者への納期負担へのしわ寄せ禁止などを行った。望ましくない商慣行には厳正に対処していく」と中小・小規模事業者への取り組みをアピールした。(編集担当:森高龍二)