「忙しいからこそ毎日の食生活が大事」9割超。自分と家族のために

2019年06月30日 11:43

画・「忙しいからこそ毎日の食生活が大事」9割超。自分と家族のために

ヴァズが「健康への意識と食生活」に関して調査。9割超が健康を「食生活」で意識している。健康で重視するのは「食生活」が92%、「睡眠」が63%、「運動」が52%。忙しいからこそ毎日の食事管理大事。

 人生100年の時代だ。日本人の保健意識は昔から高かった。さらに今、医療の発展もあり男女とも平均寿命延が伸びている。しかし、それは老後資金への不安をも助長する。なるべく長く健康寿命を保ち働き続けなくてはならない必要も出てきた。人々は以前にも増して健康の維持に関心を強めているようだ。

 スマホ系IT業のヴァズが自社アプリの利用者431名を対象に健康への意識と食生活にまつわる調査を5月に実施し、7日にその集計結果を「SnapDish みんなのアイディア集~おいしく健康編~」としてレポートを公表した。

 レポートによれば「自身や家族の健康について気をつけているか」という質問に対して、「とても気にかけている」、「まあまあ気にかけている」と答えた者の割合の合計は96%にも上る。

 「健康のために意識しているものは何か」との質問に対しては、「食生活」が91.6%と断トツで多く、次いで「睡眠」の63.3%、「運動」51.7%、「生活リズム」47.6%、「ストレス」38.5%の順となっており、ほとんどの者が「食生活」を健康維持のための最も重要なものと認識しているようだ。

 「主に誰の健康を意識した食事をしているか」という問いに対しては、79.8%が「自分」と回答し最多、次いで「配偶者」が55.9%、「子」43.2%、「親」12.8%の順になっている。子との同居世帯と非同居世帯に分けると、子と同居世帯では、「子」が84.9%で圧倒的に高く、非同居世帯では「自分」が84.7%と断トツで高くなっている。

 健康のために食生活を意識している理由については、「健康的な生活には食事、睡眠、運動は欠かせないしリズムが乱れにくくなる」(栃木県・30代・女性)と「食事、睡眠、運動のバランスを重視」している者がいる一方で、「健康維持のためには、運動も入れたいのですが、毎日は、なかなか難しい状況なので健康のために継続できる最低限の項目」(神奈川県・40代・女性)など「忙しいからこそ、毎日の食事で気を付けたい」という者もいる。また、「運動などはしてあげられないが、料理なら、自分が気をつけてあげられるから」(神奈川県・30代・女性)など「食事は、家族の健康を直接サポートできる手段」だと捉えている意見もあった。

 食事は毎日することだ。食事に気をつけることは、健康寿命維持のためには最も簡単で最も効果のある方法なのかも知れない。(編集担当:久保田雄城)