石田真敏総務大臣は8日の記者会見で終戦記念日にあたる15日にA級戦犯を合祀している靖国神社に参拝するのかどうかについて、記者団の問いに「予定はない」と答えるともに「今まで例大祭の時とかは『個人で』お参りをさせていただいていたことは、もちろんあるが、今は『政府の一員』ということであり、今回は控えさせていただきたいと思っている」と閣僚就任中は参拝を控える考えを明確にした。
また茂木敏充経済再生担当大臣も「行かない」と参拝しない。岩屋毅防衛大臣も参拝はしない意向。菅義偉官房長官は記者会見で安倍晋三総理と菅長官の予定を聞かれ「首相自身が適切に判断される事柄だ。わたしについても同様」と答えた。日中、日韓関係を考えれば総理らが参拝すれば韓国とはより関係悪化、中国についても習近平国家主席の来春訪日を前に、プラスに働かないことを考慮するものとみられる。
柴山昌彦文部科学大臣は「昨年は(国会議員として)参拝したが、昨年の状況と私の置かれている状況は(閣僚に)変わっているので、そうしたことも含め、諸般の事情も含め、慎重にしっかり検討したい」と述べ、参拝するかどうか、明らかな姿勢は示さなかった。(編集担当:森高龍二)