元財務大臣の安住淳衆院議員(無所属)ら3議員が19日、立憲民主党に入党した。入党したのは安住議員のほか、いずれも無所属の元文科大臣・中川正春衆院議員、黒岩宇洋衆院議員。立憲民主党の衆院議員は57人になった。
安住氏は党国対委員長に就いた。今後、衆議院側会派国対委員長として与党と折衝していく。これにより国対委員長だった辻元きよみ衆院議員は党幹事長代行に就いた。
入党記者会見で安住氏は「政府の中に入って仕事をしていた閣僚経験者、政務官を入れると40~50人になる」とし、そうした野党が存在することはわが国の議会政治にとって非常に意義がある旨語り「国民に分かりやすい論争をしっかりやっていくことが我々に求められている」と党の層が厚くなることで国会での議論を深めやすく、わかりやすい論争ができる旨を語った。
枝野幸男代表はこれまでの安倍政権の国会対応について「国会で真摯に答えない、いい加減なデータ、間違ったデータ、データの隠ぺい。さらに通常国会後半では委員会開催そのものから逃げ回る。こういった状況が繰り返され、悪質度を増している」との認識を示している。このため野党側強化の必要を強調。(編集担当:森高龍二)