空港テロを想定 政府等、国民保護実動訓練

2011年12月14日 11:00

 藤村修官房長官は長崎県で空港テロを想定した今年度最大規模の国民保護実動訓練を1月29日に実施すると13日公表した。空港テロを想定しての訓練は初めてとなる。

 これは国と長崎県、大村市の共同により実施するもので、藤村官房長官は「武力行使、テロからの国、自治体、関係機関の対応能力を高めるためには訓練は不可欠」とし、船舶やヘリコプターを使用して空港利用客の避難、救助を行う訓練をするとした。

 また、訓練を通して関係機関の機能確認と相互の連携を図りたい考え。官房長官も官邸側からテレビ会議に参加する予定。

 長崎空港は世界初の海上空港として1975年に開業した。長崎空港と対岸の大村市は箕島大橋(橋長970メートル、幅員8.5メートル)でアクセスしていることから、この橋が爆破されたとの想定での訓練になる予定。(編集担当:福角忠夫)