日本共産党の志位和夫委員長は11日、「香港に対する中国指導部の暴圧を世界は許してはならない」とツイッター発信、人権への弾圧をやめさせるために世界の世論に協調を呼びかけた。
志位委員長は民主派よりで知られる香港紙「リンゴ日報」の創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏や民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏を香港警察が「香港国家安全維持法」違反の容疑で逮捕されたことに、人権抑圧への強い懸念を示し「周庭さんの即時釈放、弾圧中止を! 世界中から声をあげよう!」と呼びかけた。
志位委員長は「こうした暴圧は『社会主義』とは全く無縁の専制主義そのものだ。人権抑圧は国際問題であり、国際社会が暴挙を許さない声をあげることを訴える」とアピールしている。
小池晃書記局長もツイッターで「周庭氏や黎智英氏らの逮捕は重大な人権侵害であり、もはや単なる国内問題ではなく国際問題。断固抗議します」と発信。そのうえで「香港での市民的、政治的自由を求める個人と運動に対する中国当局の直接介入、弾圧を可能とする『香港国家安全維持法』の撤回を求めます」と強く香港国家安全維持法の撤回を求めた。香港警察は民主活動家やメディア関係者ら多数を逮捕する暴挙に出ており、民主活動への弾圧を強めている。(編集担当:森高龍二)